国民文化6次元モデルを活用した東南アジア各国の組織マネジメント戦略についてレポートを作成しました。

東南アジア各国で適性検査事業を展開していく中で、優秀な人材は国を問わず共通項がありつつ、
文化に影響を受ける要素も多分にあることがわかりました。

今回はそんな文化的差異を1つのフレームワークを軸に分析していくことで
多くの日本企業が東南アジア各国の文化的背景を理解し、それに基づいた適切なマネジメント戦略を構築する一助となることを目指します。

Pandatestとは

PandaTestとは面接では見抜きにくいポイントをデータで可視化する、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、台湾などを中心とした東南アジア、東アジア圏向けのオンライン適性検査です。“組織人として活躍できるか”に焦点を当てた唯一のテストで、リリース1年ですでに70社以上の日系企業が導入しています。

調査レポート執筆者

安済彰
Pandatest開発者。学生起業、DMM.comを経て東南アジアで起業、人材紹介事業からスタートし累計1,000社様ご支援。2023年にオンライン適性検査サービスPandatestを開発し、日々東南アジアの労働者の性格データを研究。

対象国

・日本、ベトナム、タイ、インドネシア、マレーシア、シンガポール

ゴール

日本企業は東南アジア各国の文化的背景を理解し、それに基づいた適切なマネジメント戦略を構築する一助となる

調査方法

・ホフステードの国民文化6次元モデルをフレームワークとして考察

ホフステードの国民文化6次元モデルとは

ホフステードの国民文化6次元モデルは、オランダの社会心理学者ゲルト・ホフステード(Geert Hofstede)が提唱した、国ごとの文化的価値観を分析し、比較するためのフレームワークです。ホフステードは、IBMでの国際調査データをもとに、各国の文化が組織内の行動や意思決定にどのように影響を与えるかを研究しました。その結果、文化を6つの次元で評価するモデルを開発しました。このモデルは、グローバルビジネスや異文化マネジメントの分野で広く活用され、国際的なビジネスにおける文化的な理解を深めるための強力なツールとなっています。

本レポートから得られること

・日本と各国の文化的差異を比較しながら各国の組織マネジメントの勘所について理解を得られる
・各国ローカルスタッフの心の奥にプログラミングされた「行動の理由」を理解する
・日本や自身の駐在国以外の文化とも比較しながらより駐在国スタッフへの理解を深められる