近年、タイの人材市場は一段と厳しさを増しています。
中華系企業の急速な台頭に加え、ローカル企業の人気も向上しており、日系企業は優秀な人材の確保や人材の定着において大きな課題に直面しています。

面接は時間の制約があり、タイにおいては言語の問題もあるため、その難易度は高いと言えます。
人材が採用できたものの、入社後のパフォーマンスが期待値と合わないといったミスマッチが起こっていることが多く聞かれます。

また、優秀な若手社員が数年で辞めてしまい、離職率が高いという現象も頻繁に見られます。
逆に、長期勤務しているベテラン社員の離職は少ないものの、これだけでは企業の持続的な成長には不十分です。

今回のセミナーでは、採用と定着に関する課題を解決するための具体的な手法を二部構成でご紹介します。
第一部では、データを活用した採用手法について解説し、
第二部では、社員が長期的に定着する組織作りのポイントについて詳しくお話しします。

第一部

面接時は良いと思ったが、入社した後に違和感を感じたことはありませんか?

自社でも毎年多数の人材を採用する中で多くの見極めの失敗を経験し、
東南アジアでの採用面接の難しさや違和感を感じPandatestを開発しました。

採用ミスマッチによる早期離職は、採用コストの増加や組織の不安定化に繋がります。
しかし、1回2回の口頭面接で得られる情報は限られており、試用期間で試すしかありません。

本セミナーではその違和感の正体を解き明かしつつ、
どのようにデータで解決していくのかを中心にご案内いたします。

セミナーの主なトピックは以下の通りです(予定):
・タイでの早期離職問題の背景と原因の解明
・タイ人候補者を見極める際に重要な隠れた評価指標「組織内行動特性」とは?
・タイ特化オンライン適性検査「PandaTest」の案内(評価項目、利用の流れ、導入事例)

第二部

企業の持続的な成長において、離職率をどのように捉えるべきかを深掘りします。
一般的に、離職率を下げることが重要な指標とされていますが、本当にそうなのでしょうか?
実際には、健全な新陳代謝が必要であり、離職率の適正な管理が求められます。
さらにミクロな視点で見ると、優秀な人材が定着することが重要な指標であることも忘れてはなりません。

また、タイ人社員が退職する理由についても分析します。
弊社のデータベースから導き出された結果では、様々な不満が存在するものの、
定着と強く相関する本当に重要な要素が明らかになっています。
これらのデータを踏まえ立てられた仮説から導き出された、具体的な施策を解説します。

セミナーの主なトピックは以下の通りです(予定):
・データから見るタイのリアルとタイ人の本音
・離職率よりも重視する指標とは何か
・一丁目一番地である採用
・優秀社員が定着する組織とテコ入れすべき人事、組織施策

開催概要

講演テーマ:タイにおける人材採用と定着戦略の最前線
日時   :8月29日 (木)
タイ時間 :14:00~15:00 (日本時間 16:00~17:00) 60分間
開催形式 :オンライン(ZOOM)
使用言語 :日本語
参加人数 :最大100名

登壇者

安濟 彰

Pandatest開発者。2015年から東南アジア在住9年目。
学生起業、DMM.comを経て東南アジアで起業。
人材紹介事業からスタートし累計1,000社様ご支援。
2023年からオンライン適性検査サービスを開始。
タイを中心に東南アジア各国で70社以上が有料で利用中。

八源寺 誠

大学卒業後、2社を経て株式会社リクルートの海外法人RGFに参画。
中国勤務を経てタイに赴任し、新設拠点の拠点長として事業立上げから経営に従事。
引き続きタイでスポーツ関連事業会社の拠点長として設立から経営を担う。
日本帰国後はHRテック企業と教育ベンチャー企業でビジネス部門の統括責任者やプロダクト開発責任者を歴任。
beond global groupでは、タイを拠点に東南アジアの日系企業の人事・組織コンサルティングを担当している。
国内外の多様なビジネス環境で得た知見や経営経験をもとに、視点の多様性や文化の違いを意識した実践的なアドバイスを提供している。

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