東南アジア市場向け適性検査SaaSに生成AIを活用した新機能、「PandaBrain」をリリース
Viecoi Co., Ltd (Director: Anzai Akira)、東南アジア市場向けに提供する適性検査SaaSにおいて、
OpenAIの生成AI「ChatGPT」を活用した新機能「PandaBrain」を2025年1月より正式にリリースいたしました。
これにより、受検者の結果レポートの要約機能や、採用担当者が面接時に活用できる質問のサジェスト機能、
入社後のマネジメントアドバイスを提供します。
PandaTestについて
PandaTestは面接では見抜きにくいポイントをデータで可視化する、
ベトナム、タイ、インドネシア、シンガポール、マレーシアなどを中心とした東南アジア圏向けのオンライン適性検査です。
この適性検査の最大の価値は、従来見落とされていた“組織の中で活躍できるか”を見極めることが可能な点です。
新機能の概要
新機能「PandaBrain」は結果レポートの膨大なデータを生成AIが自動で解析し、
わかりやすく簡潔に要約や短期離職に繋がりやすい要素を抽出します。
これにより、東南アジア各国の現地人事スタッフも短時間で受検者の特性や強み・課題を理解・把握でき、
会社としての高い見極め基準の確立が可能となります。
また、面接質問のサジェスト機能では受検者の性格やスキルに合わせた最適な面接質問を自動生成することで
面接の質が向上し、より深い理解に基づく人材選考が可能になります。
背景と目的
東南アジア各国における日本と比べた際の離職率の高さの背景には
選考時の会社としての見極め基準ならびに見極め技術の統一の難しさがあります。
PandaTestでは2023年から詳細な分析レポートデータをご提供して参りましたが、
複雑が故に現場の人事担当様の理解度や習熟度によって実際の運用フェーズにて
レポートデータの価値が発揮されないことがありました。
今回の生成AIの活用により、PandaTestが所有するユニークな人材データと
生成AIの常識や一般性を組み合わせることでレポートの読み手の支援が可能となりました。
今後の展開
今後も生成AIを活用し、受検結果から得られるデータのさらなる活用や、
採用活動全体の最適化に向けた新機能の開発を進めてまいります。
特に、人材育成や人事評価の分野でも、受検データと生成AIを組み合わせることで、
個々の従業員に最適化された研修プログラムの提案や、客観的かつ公平な評価制度の構築を目指します。
また、本機能は生成AIを活用した取り組みの第一弾であり、今後は人事データ分析官によるBPOモデル、
会話データも取り入れたAIエージェントの導入、より高度な人材マネジメント支援機能の開発にも取り組んでまいります。
これにより、東南アジアの企業の面接業務ならびに人事施策の効率化と高度化を一層推進していきます。